2026.08.18

最初にいただいた情報の一つに、お二人とも松本大洋さんが好き、とありました。
私も思春期の頃にお小遣いをはたいて普通より少し値が張る大判の単行本を買い、色々なことがまだまだ経験不足なりに読み解いていた思い出のある漫画の作家さんです。
ご相談を受けながら数冊新しい単行本を購入し、まだ会ったことのないお二人を思い描いて、松本大洋さんのどこに惹かれているのか、どの部分が私たちの作品に繋がってくるべきなのか、考えていました。
松本大洋さんの作品は思春期の頃は絵柄に惹かれていたのが大きかったですが、改めて読んでみると絵柄はもちろん、コマとコマの“間”に思いきり引き込まれていて、それはお二人がイメージしてくださった指輪のデザインに確実に落とし込まれていました。

“間”を意識することは簡単そうで、しかし目にすることのできないそれを感じ取ることは意外ととても難しいのではないかなと思っています。
目に見えないものであるからこそ、大切にしなければならないこと、というのは世の中にいくつか言われていますが、“間”も同様なのだな、と、“間”というものの存在、深さ、美しさをお二人に教えていただきました。

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